書籍レビュー『20代を無難に生きるな』〜転職を考えるあなたへ、勇気をくれる一冊

『20代を無難に生きるな 永松茂久著』

最近私は休日に近所のブックオフに足を運び、1時間ほど様々な本のタイトルと目次を見て、興味のある本を数冊買って帰るということにハマっています。

そこで一目タイトルを見たときに、「なんだこの今の自分に刺さるタイトルは!!」と思い、即決でこの本を購入しました。

この記事では簡単なレビューと感想を織り交ぜて、皆さんにお届けしたいと思います。

それではどうぞ!!

「無難に生きるな!一歩踏み出す勇気を持とう!」

私は昨年新卒で入社した会社を退職し、転職活動を行いこの4月から新しい業界・業種の会社に飛び込み新しいキャリアをスタートします。

転職を考え始めたとき、私は「今の会社で働くのが無難だよな」とか「安定しているし、他の人と同じ道を歩けば大丈夫」と思っていたんです。でも、この本の最初に出てきた「無難に生きるな!」という言葉が頭に強く残りました。永松さんは、「無難に生きているだけでは、人生に大きな変化も成長もない」と教えてくれます。

転職を選ぶのはリスクが伴いますが、それによって得られる経験や成長の方が、無難に現状に甘んじるよりも遥かに価値があると。転職を決断することこそ、自分の人生を大きく変えるチャンスだと気づかされました。

「20代という期間の大切さ」

永松さんはこの本で「人生の基本姿勢は20代でつくられる。そして人生の大切なことの原型はほとんど20代で体験する。」と述べています。

人生において大体の人が大切に思うこと。それは「仕事・趣味・恋愛・価値観」ほかにも挙げればきりがないと思いますが、これらのことは20代だけにとどまらず死ぬまで人生に大きく関わってくることであると思います。20代は人生を構成する要素に対する、基本姿勢を形成するかけがえのない期間であるということを再認識させられました。

だからこそネットで簡単に情報を手に入れて、行動せずそれで行動した気になって満足してしまう。

そんな若者が読むとハッとさせられるようなことばかりが書かれています。(私もそんな20代若者の一人です、、、)

本書の中で最も共感したのは、「自分らしさ」を大事にしようというメッセージ。転職を考えるとき、どうしても「周りと同じような仕事に転職しておけば失敗しない」という考えが浮かびがちですが、永松さんはそれに強く反対しています。

「自分がやりたいこと、向いていることを選ぶべき」と言っているんです。私はこれを読んで、自分が本当にやりたい仕事は何か、自分の強みはどこにあるのかをもう一度考えました。自分らしく生きるためには、周りの期待や常識に従うのではなく、自分の気持ちに正直に生きるべきだと気づきました

転職活動をする際、周りがどう言おうと、「自分がどんな仕事をして、どんな働き方をしたいのか」を最優先に考えようと思えるようになったのは、この本のおかげです。

「今を全力で生きる」

転職活動や退職を考えているときはどうしても「今の仕事を続けておいた方が安定だ」とか「今は転職しない方がいいかも」と迷いが出てしまう時があります。でも、この本で学んだのは、「今できることに全力で取り組む」という大切さです。

今の仕事がどんなに不満でも、その経験が将来に生きると考えれば、今の仕事にも価値があると感じられるようになりました。置かれた場所で自分ができる最善を常に行動する。そして、その環境に感謝し、上司や同僚から学ぶことができる、得ることができることは余すことなく吸収する。そして、転職活動をしている自分に集中することが、次のステップへ進む力になることを実感しました。

永松さんは、リスクを取ることの重要性を強調しています。私も転職を決断する時、「失敗したらどうしよう?」と不安になったものの、この本を読んでリスクを取ることがむしろ成長につながると感じました。

転職という大きな決断は勇気が要りますが、若い時期にリスクを取ることで、自分の可能性が広がると永松さんは教えてくれます。特に20代は、失敗してもやり直しが効く時期だからこそ、思い切って挑戦してみるべきだと思えるようになりました。

頭の中で考え完結してしまうのではなく、考えたことはすぐに行動するそのフットワークの軽さが何よりも大切であると認識させられました。(本書で述べられているFacebookの例はまさしく自分が思っていたことであったので、ビクッとしました、、、)

最後に

『20代を無難に生きるな』は、20代の若者に対して、無難な道を選ばず、自分らしく、挑戦的に生きることの大切さを教えてくれる本です。リスクを恐れず、自分を知り、目の前のことに全力で取り組むことで、未来は必ず変わります。逆に今の自分・環境に甘んじてしまえば「一生何も変わること、変えることはできないんだ」を少し怖い思いにもなりました。。。しかし、この本を読んで、自分の人生をもっと意識的に歩んでいこうと決意できました。

もし今、無難な選択肢に逃げてしまいそうな自分がいるなら、この本を手に取ってみることをおすすめします。私もその中の一人でした。きっと、自分の人生をどんなふうに生きたいのか、もう一度考え直すきっかけになるはずです。

ご覧いただきありがとうございました!!

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